僕は平成生まれでシリーズなんにも見たことなかったんだけどさ、これがね、圧倒されちまいました。
画角がさ。こう、戦闘機が飛び立つときにさ、視点の高さがヒトの高さなのよ。眼の前を戦闘機の車輪が通ってく所を描くわけ。そして下のアングルから飛び立つ戦闘機を見るわけ。
普段目にするアングルって、ドローンみたいな、空からの視点で、プオーンってあんま迫力なく飛んでく。
それがさ、整備士目線で立ってるところの振動まで伝わるように書くのさ。
ありゃあとんでもないよ。
あと、波の表現!
後続の美術が葛飾北斎の波の迫力を超えられないのと同じ理論で、あの水しぶきの表現をこえるアニメーションCGはあるのかい!?って感じ。
水が、動いてる、疾走ってるのさ。
あそこだけでも見て欲しい。
爆発も、なんでだろう、CGの爆発より生々しい、動いてるって感じた。
映像美はまだまだあるけどこのへんで…
音楽!フルオーケストラなのって、映画音楽として考えたらハリウッドとか当たり前かもだけど
アニメ映画であの迫力のあるオーケストラがあるのってあの時代当たり前?わからないけど、迫力に圧倒されたよね。
主題歌が偉大ってのもでかいよね。当時とか何も知らないけど、なぜか血が沸き立つ音楽だよね。
全体を通して、よくこんなものを人の手で作ったな…!という情熱、気迫、血肉を感じた。
ストーリーはもちろんご都合主義だったり今の設定や伏線にこだわる人から見たら物足りないかもだけど、そんな事はいいんだ、この情熱を見ろ!!ってメッセージが伝わってきて、超楽しかった。
良いもの見たなぁ
続編も、リメイクじゃなくて、当時のやつでみたい!