映画「罪人たち」感想レビュー これは最良質のホラー映画だ!
久しぶりに感想を書きます
映画自体は見てたのですが、なかなかほかのことで時間が取れずいたのですが
感想を何処かに出さずにはいられなくなり改めてブログを開きました
色々と話題になっている「罪人たち」ですが
これはホラー映画です。
音楽は〜とか社会性が〜とかはあんまり考えずに見ていい
ただ、全てのクオリティが高すぎる
これホラー映画でこんなに丁寧な描写していいんすか…!?ってくらい映画としての描写にめっちゃ力入ってる
まず双子の役を一人で演じてるのが演技力おかしすぎる。映像編集技術だって分かってても、1人が演じてると理解できない。2人が同時に存在してるシーンとか、とても1人と信じられない。何気ないシーンも実は編集めっちゃ工夫してるんだろうなと思う。
そして、黒人が迫害されてる時代の黒人社会の描き方が丁寧すぎて、ホラー映画じゃなくてアカデミー賞受賞したヒューマンドラマ見てる気分になる。
普通にホラー展開にはいる前の描写で一本映画作ってほしい。
あとは、これは映画館で観たほうがいいという意見が出る理由だけど、音楽と映像がめっちゃ綺麗。
音楽は作品を通してテーマになってて、黒人のブルースや現代的なサウンドとか演出との合わせも上手い
映像は結構ワイドで景色を見せるシーンとかが多くて、土地の雰囲気とか空気を感じれる綺麗な描写が印象的だった。ホラー映画なんだけど、ホラー展開に入る前までで、旅行した気分になれるくらい、時代と空気を感じれる映像だった
結論、ホラー映画でここまでやってええんか…!?となりました
考察について
解説を読むとなるほど、となるけど、考察は考察として後で楽しめばいいと思う
考察!文化的にこうだ!と解説をのよむと、ふむふむなるほどとなるし、そう作っているのか!と面白い。ただ、アメリカ社会、黒人社会で生きている人からしたら自然と肌でわかるんだろうなと思う(それを考察としてロジックで紐解かないと感じれないところが歯痒いね)
だからこそ、日本以上にハリウッドで絶賛されるのに納得
ホラー映画が苦手でなければ、是非見てほしい作品です
これぞアクション映画!「フォールガイ」が最高に面白かったので感想・レビューします!
ライアン・ゴズリングが主演の、スタントマンを主人公にしたスタントアクション映画「フォールガイ」が最高に面白かったです。
コミカル!めっちゃ笑える!
アクション!このスタントどうやったの??ってレベルの魅せるアクション!
爽快なストーリー!ドキドキハラハラそして大団円!!
アクション映画に必要なものが全部詰まってる、爽快な作品でした。
グロテスクなシーンもなく、大人も子供も家族でも、とっても楽しめる作品だと思いました!
そのうえで、”スタント”をはじめ、映画のメイキングという要素をすごくうまく使っていて、そこがほかの映画との違いを生み出していてよかったです。
詳しくは見ていただきたいですが、セリフから演出から映画愛があふれていて、映画好きじゃなくても楽しめるのはもちろんですが、アクション映画好きなとならより楽しめるかと!
話の中でも、普段前に出る役者ではなく、裏方にスポットを当てた映画だからこそのしかけがたくさん。また、最後にはこの映画自体のメイキングとしてスタントマンたちの様子が出てきたのが熱かったです!
映画いう筋が一本通っているからこそ、無駄がなく、ストーリーとアクションの爽快感で楽しい時間があっという間に過ぎていきました!
映画『ツイスターズ』は隠れた良作!?感想・レビュー
あーはいはいよくあるパニック系ですよね
あほで癖のある登場人物たちと派手な映像ですよね
気晴らしにはちょうどいいかな
ってくらいの気持ちで見に行ったんですが、、、
この作品、予想以上の良作でした!!
良作とはどういうことか。
ずばり、登場人物たちです。
予告編の通りよくあるキャラたちが出てくるのですが、
それぞれに行動原理がきちんとあります。
パニックムービーだと、どうしても話の流れのために動いていたり、派手な映像を出すための装置に過ぎなかったりするんですが
しっかりと一貫性のある言動をするから、変な引っ掛かりがない。
むしろ進めば進むほど登場人物たちを好きになっていく
登場人物がしっかりしているから、話も自然ときちんと収まるように進んでいく。
見終わった後印象に残るのはは竜巻の脅威の映像ではなく、それぞれの行動をした主人公たちの顔。
パニックムービーで終わり方がこんなに満足のいくものだったことがあるだろうか。
もちろん、映像だったり音だったりは予告の通り迫力があって大満足。
音響のいい映画館で見るとより迫力を感じること間違いなし!
ネットの評判では4DXでの鑑賞もとてもいいらしい。
気になっている方は、一度騙されたと思ってみてほしい作品です。
インド映画『サラール』の感想レビュー 壮大なスケールで描かれる一大スペクタクルショー!
この映画、ほかの作品にたとえるならゲームオブスローンズだと思う
インド映画=RRRというイメージがついていたのと
宣伝でも友情・アクションが強調されていたので、
また最強主人公たちが友情の力ですべてをはねのける話かと思っていた。
これは、間違っていない、間違ってはいないのだが、サラールの魅力のほんの一部に過ぎなかった。
是非皆さんには見ていただきたいのでネタバレなしで書ける範囲で説明したいと思う。
公式HPにもあるワードで説明すると「骨肉の権力バトル」ここがサラールのミソとなる部分だ。
敵・味方というような単純な図式ではなく、複数の思惑が絡み合う世界になっており、序盤から頭を使わせるストーリーが展開される。
時系列も過去現在を行き来するため「なぜこの人物は今この行動をしているんだ?過去に何があったんだ・・・」「こいつは誰のために動いているんだ・・・」と常に観客の頭に疑問を与えながら進んでいく。
明かされる内容もあれば、明かされない内容もあり、「どうなるんだ・・・!」という次を知りたい気持ちが止まらない。
だからこそ集中が続くし、3時間という時間の長さを全く感じさせない、濃厚な時間だった。
RRRはいい意味で頭を使わなくても楽しめる話だったが、サラールはこのとおり真逆の頭を使って楽しむ作品である。
(次回作に続くことは公開されている情報かと思うので)
さらに、この作品だけですべての説明がされるわけではなく、非常に続きが気になる内容となっている。
1作目だけでも予想を多い幅に裏切る壮大なストーリーが展開されたが、2作目ではいよいよ起承転結の承転あたりの話になってくるわけで、よりパワーアップした内容になることは間違いないだろう。
これ以上のものを見せてもらえるのかと思うと楽しみで仕方がない!
劇場長編アニメーション映画「クラメルカガリ」の感想・レビュー
「クラユカバ」の外電作品に当たる「クラメルカガリ」を見てきました
「クラユカバ」のほうが元作品なのでそちらも見ることをお勧めします↓
とはいえ、独立した作品なので、どちらかだけを見てもOKです。
舞台は、ユカバと世界観は共通しているものの、また別の町のお話です。
クラメルカガリですが、
こちらも変わらず面白かったです!
クラユカバのほうが味が濃い(クセもある)作品であったのに比べ、
クラメルカガリのほうが話も分かりやすく、全体的に肩の力を抜いて見れました!
前記事で説明した通り、ユカバのほうが神田伯山を活かした演出など演出の妙はありましたが、少し堅苦しいと転がったのも事実。
それをより分かりやすく親しみやすい形にアレンジされていたと思います。
人によってはこちらのほうが好きかもしれません。
また、キャラクターたちが魅力的!
まず、主人公のカガリがかわいい。
いい意味で複雑な性格ではなく、感情移入がしやすいし、応援したくなるキャラクター。そしてその周りを一癖も二癖もあるキャラクターたちが固めていて、すごくバランスが良かったと思う。
また、どのキャラクターも人間味にあふれていて、泥臭いところを持っているのがすごく魅力的でした。
この作品に共通して言えるのが、やはり、みんな必死に生きているということで、正義側・悪役ともちろんあるけれど、それをすべて合わせてできているこの町自体が魅力的なんだと思いました。
個人的には伊勢屋が好きでした!(女性人気の出そうな気がする)
たぶん誰にも刺さるようなキャラクターがいるので、
キャラクター目当て、声優さん目当てでも全然楽しめると思います。
また、ロボットたちのデザインがイイ!
ユカバでは装甲列車でしたが、こんかいは生物型自立機械が出てきます。
これも、いろんな生き物を模しており、デザインが豊富で素晴らしい。
このシリーズの魅力はやっぱりサイバーパンクでもあるので、この部分は欠かせないなと思いました。
こちらも、1時間ちょっとの時間とは思えないほど内容が濃く、2時間くらいあるのかなと錯覚するくらいでした。
まだ見てない方は是非2作品とも見てください!
劇場長編アニメーション映画「クラユカバ」の感想・レビュー
結論、めちゃくちゃ面白かったです。
まず、世界観が最高に魅力的。
次に、演出が最高におしゃれ。
さらに、エンディング曲含め音楽がベストマッチ。
ネットのほかの評価だと、
「結末が分からない」「展開はやすぎてついていくのが」
なんてのもありましたが、自分は全くそう思いませんでした。
むしろ話をきちんとまとめているし
展開もテンポがいいうえに、中身も濃くて大満足でした。
世界観ですが、全体的におそらく戦前程度の技術力や文化が基準になっているかと思います。これが、 神田伯山の演技とめちゃくちゃ合っている。
ちょっとカッコつけた古風な言い回しや、普段買わない難しめの単語も、講談師特有の言い回しでびしっと決まってます。
それに加えて、地下世界・走行列車などサイバーパンク感あふれる世界ももちろん魅力的。個人的に、列車から多脚が生えるところがグッとくるポイントでした。
演出も、神田伯山の魅力が存分に活かされている。
何かしらの説明セリフも、劇中の誰かが講談しているような風にされていて、演出にもアニメ×講談というこの作品独特な演出がなされている。
独特な色合いもあいまって、ほかで見たことのないこの作品特有の表現が展開されている。話が気に入ろうと気に入らまいと、世界観と表現に触れるためだけでもぜひ見てほしい。
ここまで神田伯山をほめてばかりでしたが、ほかのキャラクターもみんな一癖二癖あり魅力的でした!
最後に音楽ですが、盛り上がる場面でかかる音楽が最高に良い!
和×サイバーパンクな雰囲気でさらに盛り上げてくれます。
また、エンディング曲も世界観を壊さずに締めくくってくれて、非常に良い。
全部通してサントラが欲しくなるレベルです。
ストーリーも、失踪者捜索という序盤から共通したゴールがあり、話がどこを向いて進んでいるかわかりやすいうえに、集中が途切れることなく見れました。
全体として大満足。上映時間61分とそれほど長い映画ではないですが、体感120分くらいの濃さがありました。
迷っている人は是非!
クラメルカガリも観てきたのでそちらも感想書きます!(ちなみにどちらも最高。しいて言えばクラユカバのほうがより面白かった)
映画「オッペンハイマー」の感想レビュー アカデミー賞納得の傑作
映画という媒体でしかできない表現だ!
これはいい作品に共通して言えることかもしれない。
小説には小説の、舞台には舞台の、アニメにはアニメの、TVにはTVの
その媒体でないとできない表現というのがある。
逆に、これは映画じゃなくても本でもいいな、と思ってしまうということは、原案に魅力はあるけど、媒体としての魅力がないということ。
オッペンハイマーは”映画”の魅力が存分に詰まっていて、それはスマホでは体験できない劇場を含めての表現であった。
そういった意味で、アカデミー賞を取ってのは大納得。
映画にしかできないって何ですか、という質問に対して一番わかりやすいのは音響だと思う。音響で爆風を感じさせられるのは映画(劇場)でしかできない表現だと思う。
爆発するシーンでの音響による爆風体験は、素直に恐ろしかった。
破壊力がじかに伝わってきて、とんでもない兵器を作っているんだというのが、眼だけでなく耳や肌を通じて伝わってきた。
さらに、恐ろしいと感じているオッペンハイマー自身の心も表現しており、手に負えないものを作ってしまった恐怖が乗り移ってくるようだった。
3時間越えという長さも、劇場での体験ならではだと思う。
「短い時間の映像作品は軒並み配信サービス系に取られてしまい、劇場作品の差別化のために3時間越えの長作が増えている」なんてネットの記事を読んだことがある。
ただ、長ければ長いほど観客は疲れてしまうし、正直集中の限界もあるl。
それこそRRRは大好きで3回見たが、あの怒涛の展開の連続でも自分は長いなと思った。
そのうえで、オッペンハイマーのすごいところは長さを感じさせなかったところだと思う。今まで見た3時間越えの作品の中で、最も時間を短く感じた作品だった。
核爆弾を作るところなど、結果も落ちも全部知っているのにもかかわらず、目が離せなかった。この、観客を飽きさせない技法のようなものは、おそらく素人の自分では気が付けない要素がたくさんあるんだろうなと思いつつ、あえて挙げるのであれば、これが「伝記もの」であることが理由だと思う。
フィクションの作品であれば、話の仕掛けで観客を魅了する。観客も「次は何が起こるんだろう?」と想像して、それに沿ったり裏切ったりして話が展開していく。
伝記ものを見るときに考えることは、「これが自分だったらどうしただろう」「なんでこの人はこうしたんだろう」ではないだろうか。
そして、オッペンハイマーという題材は、「自分がもし戦争の時代に生きていたら」「生まれた国が違っていたら」自分はどうしていたんだろうことを考えさせられる。
かつ、伝記ものであることを貫いている以上、この問いに対しての答えは提示されない。オッペンハイマー本人が出した答えのようなものは感じ取れるかもしれないが、自分がどう感じるべきなのか、どう整理したらいいのかは提示されない。(提示できるようなものでもないが)
だからこそ、脳の興奮状態が持続して、進めば進むほど、自分がその時代に生きているようで、どんどん答えが出なくなり、3時間では答えの出ない問いにとりむことになる。
俳優のすごさであったり、話の構成の妙であったり、評として取り上げればきりがないが、特に自分が感じたのが上記の2つであった。
是非、音響設備の良いところ、そしてなるべく没頭できるような劇場で見ていただけたらと思う。